【エンタメ感想】性いっぱい展@サンシャイン水族館

サンシャイン水族館にて期間限定で夜間のみ開催されている「性いっぱい展」に行ってきました。

昨年まで秋のサンシャイン水族館の夜企画と言えば、お化け屋敷プロデューサーの五味弘文さんによる「ホラー水族館」が定番となってたので、今年もそのテイストかと思いましたが、一変して全く新しい、そして斬新なコンセプトのイベントが開催されることとなりました。

発表当時から、「性いっぱい展」という名前のインパクトや、「性」というテーマをレジャー施設を多く抱えるサンシャインシティという商業施設内の水族館で開催されるという点について、攻めすぎではないか！？という意見もありましたが…行ってきました。体験してきました。

展示内容については、想像以上にエッチ方向。いや、あくまで性の勉強というのは大前提ですし、内容も勉強寄りなんですが、企画展の魅せ方が笑えるエッチ方面寄りになってました。

冒頭から何言ってるかわかりませんが、ほんとにエッチ寄りなんです。笑

「性」って動物園とかでも、細かい説明読んでると触れられていますが、こんなにもピンクな雰囲気で大っぴらに展示されてるのは初めてです！

要するに、面白おかしいと思ってエンターテインメントの1種として寄ってきてくれる、キャッチーさが、「性いっぱい展」には至る所で感じられました。というか、普通にロゴからしてキャッチーですよね。明らかに勉強と言うより子供にあんまり見せたくない雰囲気！(よく広告OK出たな！笑)

でもって、触ったり、覗いたり、普段から水族館で展示されてる箱も、なんとなくピンクなだけで、それっぽくなっててほんとに上手い！館内の展示も結構直接的な表現多めで、このご時世ここまでレジャー施設でやれるのはほんとにすごいと思いました。

皆さん気になる客層についてですが、カップル50パーセントの同性のグループが30パーセントのおひとり様20パーセントくらいの感覚でした。ただし、展示の内容が結構攻めてるので、男女の場合、意識してるけど、まだ付き合えない雰囲気のタイミングでデートする場所ではなさそうです…笑

まとめとして、昨年までの「ホラー水族館」より良かったかどうかですが、これは今のところなんとも言えません。確かにホラー水族館は面白いのですが、あくまでお化け屋敷なので入場できる人数に制限がありますし、お金もめっちゃかかってそうです。

一方で、今回の「性いっぱい展」の方は、正直パネル展示が多めなので予算的にも動員目標的にも控えめなのかなと。(あくまで予想)とはいえ、イベントのキャッチーさから、そこそこの集客は見込めそうですし、よっぽど悪い方向に炎上しなければホラー水族館よりも利益的な部分が見えてきそうな気がします。

あと、個人的に良かったのは、水族館としての機能です。ホラー水族館ではお化け屋敷としての体裁を保つため、常設展示がほとんど見れず、まあ閉館後を水族館を利用した別の施設だったんですが、今回はあくまで水族館の企画展だったので、ちゃんと魚たちを見れます。これは企画に寄せられてきた層も水族館を満足に楽しめて一石二鳥な気がしました。

来年があるかは別としても、今年は良かったと思います！興味あるけど…みたいな方、もし良かったら！！笑

今後、こういったエンタメも少しづつ敬遠されない世の中になってくんですかね？難しい！！